当院に通ってくださっている方も、そのペースや頻度はそれぞれ皆さん違います。
その方の状態や経過によっても変わってきますが、今回はいくつかの例をご紹介します。
まず、初診時のことから。初診の時は、当たり前かもしれませんが、どこかに痛みや症状など不調を感じて来院される方が多いです。
初回では、現状を把握して(これまでの経過や今の状態、生活背景)、臨む未来(今後どうなりたいか、どういう風によくしていきたいか)をお聞きしお互いに共有して、今後の方針(来院のペースや頻度)を決めてもらいます。
ちょっとざっくりとした表現ですが、なんとなくの流れは伝わりますかね。
そこから、今回の内容につながるところですが、症状がよくなれば鍼灸院の役目は終わるのか、定期的に受けることに意味はあるのか。
もちろん、その方が臨む未来、つまり何を希望しているかによって変わってきますし、それぞれに個人の見解があって当然だと思います。そこにいい悪いといったものはないです。
ただ、当院に通ってくださっている方でこういったケースもあるという、一つの参考にしていただけると幸いです。
タイトルにした「定期的に受けることの意味」、この定期的ということがけっこう大事だと感じています。
前置きが少し長くなりましたが、今通ってくださっている方のケースのお話をしましょう。
◎週に1回、通われている方
耳鳴りやめまいといった症状(その方の主訴)はまだあるものの、治療回数を重ねることで主訴以外でも身体やメンタルのよい変化を感じられている方が多いです。眠りの質がよくなって疲れが取れやすくなったり、主訴の症状が落ち着いて、気持ちが楽になったりですね。そこから、呼吸ワークを隔週で挟んで身体、心を整えていく方もいらっしゃいます。仕事に家事にと、自分の時間があまりなく日々がんばられている方が多い印象で、「毎週のこの時間を楽しみにしてます。」「治療が待ち遠しかった。」と仰られる方もいて、日々がんばられている方に楽になってもらえること、役立てることが嬉しいです。
◎2週~3週間に1回、通われている方
ある程度症状が落ち着いてきたり、気にならない日がでたり、週に1回から間隔を空けても大丈夫だったと自信を持たれたり、自分の身体へ意識が向かい、少しゆとりが出ているので、ご自身の予定をみて「この時期はこうだからこれくらいで予約お願いしとこうかな。」と自分で判断して決められる方が多いです。この「自分で判断して決めること」ってすごく大事なことなんです。
それで治療を受けられた後の反応は皆さんそれぞれですが、「あ~、自分で思っていたより疲れていたことに気づきました。」「ここのところ忙しく自分のことは後回しだったな。」など、定期的に受けることでこれまでの自分を振り返れたり、自分を取り戻せたり、そういう時間になっているようです。
◎月に1度くらいのペースで通われている方
日々の睡眠や運動、休息で大きな不調なく過ごせていて、趣味を楽しまれたり、ウォーキングや体操をするなど自分なりのルーティーンを持っている方が多いです。当院へは、月に一度、自分へのご褒美として受けられている方や、とにかく何も考えず施術を受けて頭を空っぽに余白をつくる時間にしたり、呼吸ワークで身体を整える機会にご利用いただいてます。
それぞれの頻度で通われている方のいくつかの例を挙げさせていただきました。
定期的に受けることの意味は、通ってくださっている皆さんそれぞれが感じられていることだと思いますが、共通して自分を知る機会や自分を取り戻す機会になっているようです。これって定期的に受けるからこそ、得られるものだと感じています。
僕は痛みや不調を改善させることだけが鍼灸院の役割だとは思ってなくて、その人自身がより豊かに生活できること、そのための一助となるように仕事をしています。なので、僕自身、自分自身を知る、筋を通すための学びを続けています。
最近、継続してくださっている方から「先生は押し付けない感じがよくて通いやすい。見守ってくれてるというか。柔らかくでも芯がある。」そのような言葉をいただきました。
自分では意識していなかったことで、そういった風に感じていただいたこと、そして言葉にして伝えてくださったことに感謝の思いです。ありがとうございます。
今現状が辛くどうにかしたい方、そしてより豊かに自分らしく生きたい方、皆さまのお越しをお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。